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2009-09

ときどき、、、(その4)

さて、話を戻そう。

N様のように、ある種“決め”で入ってこられたプランに対して「どのように処して行くのか」というのは重要なテーマだろう。

あなたが設計者なら、どう対処されるだろうか。

まあ結論から言ってしまえば元も子もないが、施主のプランを活かすのが一番の得策だ。

何も施主が考えてベタベタに気に入っているものに手を加える必要など微塵もない。

出来る設計者ならそうする。

出来ない設計者は手を加える。

施主の反応は前者になびく。

当然だ。

ある意味「柔よく剛を制す」という言葉は設計にも当てはまる。

人間という生き物は不思議な生き物で、押さえつけようとすれば反駁し、懐柔しようとすればなびかず、五月の風のようなものには素直に流される。

もし、施主を説得しようとするのならば、一瞬の間にことを行うことだ。

まるでマジシャンがシルクハットの暗闇から鳩を手放すみたいに。

そう、設計者は闇の中から施主の望みをさっと手渡せるようでなければならない。

種を明かせば簡単なことなのだ。

施主の要望に素直に耳を傾けること。

どれだけ多くの施主がそのことを待ち望んでいることだろうか。

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