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2010-03-24
I様、涙のお引き渡しストーリー(第三回)
- 2010-03-24 (水)
- お引渡し
ここに至りて、小生などのいささか集中力の欠ける人間から致しますると、弊社にお出でになられます顧客筋様の皆々様方の実にタフなるスパルタンにして強固な集中力には毎回毎回大層恐れ入っております次第なのでございますけれど、実際「家づくり」ってすっごい祭りなんだなーってつくづく思います。
人生の祝祭日と云ったら、そりゃー結婚式だとか、金メダル受賞の日だとか、アカデミー賞受賞の日だとか、グラミー賞受賞だとか、色々と人様によって違いはございますんでしょうけれどもございます訳に違いなく、でもしかし、これほどまでロングランに楽しんだり苦しんだり出来る日々は他にはあまりないのかも知れませんね。
一瞬の燃焼だけで事が済んでしまうような祭りではなく、どくどくと体内のエネルギーが活火山のごとく湧き出して止まらない狂おしい日々こそが正に「家づくり祭」の真骨頂に違いなく、その燃えたぎる火口には徒やおろそかには近づけない。下手に近づけば大やけど。場合によっては死に至るまでのデスロードさえ含んでいる一筋縄では行かない怖い、恐い世界がそこには待っているということなんだろーねー、これが、実に。
正に、食べてはいけない禁断の木の実を食ってしまったような。一回はまってしまったら抜けられない。
そんな“大いなる毒”がメラメラと祭りには篝火として揺らめいている。「家づくり祭」には。
そしてI様ご夫妻は、正しく、その火口の中に自らをマグマとして、生のほとばしる命を差し出しながら入って行ってしまわれた。
んじゃー、なかろーかと、我覚しけれ。(つづく)

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