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お引渡し のアーカイブ

昨日は、、、

お引渡しがもう1件ございました。

午前中に雲行きが怪しく、一時かなり激しい雨に見舞われたものの、午後は泣き止んだ空。

東京の郊外のK市に着きますと、空はうっすらとした曇りが低く構えて広がっておりました。

都内の建て込んだ地域から参りますと、明確に都市計画された地域だけにK市などは歩道も完備した街並がすっきりと縦横に伸びていて全く味わう感覚も別のものになります。

碁盤の目に分度器で放射状に伸びる線を引いたように計画された道を真っ直ぐに進む。

何処かで左に折れるのを勘を頼りに進んでいたら行き過ぎて戻った。

わたしの羅針盤は本当に宛てにならない。

地図で確認して今度は間違えないようにM邸に向かった。

まっさらな駐車場跡地に白亜の豪邸が構えてあって、その大きさに圧倒された。いつもながら弊社の顧客層の何と水準の高いことよ。

極めて白黒モダンな内外装は施主の好みそのものであって、中庭を囲う室内はエントランスから3階、屋上へと空気がつながってひとつの室内楽を奏でているようだった。

「ああ、いいなー」

わたしはボソッと呟いた。

「やはり、いいものはいいなー」

脳が応えた。

何だかやと言ったって、いいものはいい。

美人は美人だ。

そういう目鼻立ちの良い、姿勢の優れた家に見事に出来上がっていたM邸であった。

いつもながら普通の暮らしとはかけ離れた世界は雲の上から眺める雲海めいて、去るときにこころで手を振らせていただいた。

M様、お見事な手腕に大拍手でございます。

今後共のご繁栄をこころよりお祈りしております。

どうも大変お世話になりました。

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